「我が国の人口減少問題」

相談役 税理士の池田茂雄です。
今回は、我が国の人口減少問題について述べてみます。

我が国の人口は1億2617万人で、男性6140万人、女性6477万人であるが、毎年減少傾向が続いている。昨年度における、死亡者数から出生者数を差し引いた我が国の人口減少は「51万6千人」と厚労省が発表した。死亡者数は138万1千人で前年比1万7千人の増加、出生者数は86万5千人で前年比5万3千人の減少。特に出生者の減少が大きく、1889年の統計開始以降で最小を更新した。

それとは別に高齢化社会は進行している。


総人口は減少しているが「人生100年時代」と言われる中で、これまで経済を支えてきた人々が次々と高齢者人口へと移り変わり、これからも高齢化は進んでいく状態にある。反面、生産人口と言われる「15~65歳」の人口は出生者の減少により、今年度は32万人が減少した。又、戦後のベビーブーム期における団塊の世代が2025年には75歳以上となり、高齢化は益々進行する。人口減少と高齢化問題、今こそ対応が強く求められているのではないでしょうか。

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