日本一の高層ビル!あべのハルカス!IR情報!

こんにちは。

副所長の池田真由子です。

週末、6月13日にオープンしたばかりの「近鉄百貨店あべのハルカス」に行ってきました!

現在、地上14階から地下2階までがオープンしており、たくさんの人で賑わっていました。

2014年3月には、地上60階から地下5階までの全館オープン予定で、地上300メートルの高さとなり、文字通り日本一高いビルの完成です。

事業費は、1,300億円!

これだけのたくさんのお金を使って、しかも鉄道会社が経営していて、採算は合うのかな・・・などなど

素朴な疑問をいだく方も多いかも知れません。

そんな時、企業のHPに記載されている「IR情報」を少し見るだけで、様々な事柄が分かります。

http://www.kintetsu.co.jp/

「IR情報」には、有価証券報告書などの経営に関する情報も一般の投資家向けに多く公開されています。

そこで「あべのハルカス」の経営会社である「近畿日本鉄道(株)」の有価証券報告書を調べてみました。

前期と当期を比較してみると連続して売上は減少しているにもかかわらず、営業利益は増加となっています。

さらに内容を詳しく見ていくと、デパートの売上は減少していますが、当期において関連会社の近畿日本ツーリストと経営統合しており、ホテル事業、旅行事業の売上が増加してます。その他コスト管理に力を入れ、経費節減に努めたことも損益計算書から読取れます。

これらのことから売上の減少に反比例して営業利益が増加してるのはなぜかということが大まかに分かります。

また今後の予想については、当期において、近鉄百貨店では、店舗ごとに管理していた商品管理システムなどを、売り場ごとに細かく管理する採算管理システムに変更するために約25億を投資しており、今後の利益管理を積極的に行い収益を出すという意気込みも感じられます。

もちろん意気込だけで業績が伸びるものではないので、今後の動向は、4半期ごとの開示される決算短信情報をチェックすれば、大まかな流れは読取れます。

このように企業のHPには、様々な情報が開示されていますので、ぜひ皆さんも企業の「IR情報」を見て楽しんでみてください。

ちなみにハルカスとは、「晴らす、晴れ晴れさす」という意味だそうです。

今後、「あべの」が、私たちを晴れ晴れとしてくれる存在になり、幸せや癒しを感じられる場所になることを多いに期待しています!!

 

 

 

 

 

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