貸借対照表で企業の健康状態がわかる!

こんにちは。

所長の池田茂雄です!

 

今日は、企業の決算報告書の中の一つである「貸借対照表」について簡単に説明させていただきます。英語でいうと「バランス シート」(Balance Sheet)ですが、略して「B/S」と呼ばれることが多いです。これは、企業の決算期末など一定時点における財政状態を表したものなのです。

まず、借方(左側)は、「現金・預金・売掛金・製品など」1年以内に現金化される流動資産と、「建物・機械・土地など」資金が固定化した固定資産とから構成されております。 一方、貸方(右側)は、「商品や材料仕入による買掛金・諸経費などの未払金・短期借入金など」1年以内に支払予定の流動負債と、「長期借入金」などの固定負債があり、更に、「借方の資産合計額」から「これら貸方の負債合計額」を差し引いた「自己資本(純資産)」から構成されております。このように、借方の資産から貸方の負債を差し引いた額が貸方の自己資本となり、借方と貸方の金額が一致することからバランス シートと呼ばれています。

(1) 貸借対照表の借方科目は、資金が何に使われているかという「資金の運用形態」を表しています。一方、貸方科目は、資金がどこから入ってきたのかという「資金の調達源泉」を表しています。この「資金の調達額」が企業の「総資本」ということになります。

(2) 業績の良い企業は自己資本が増加し、反対に赤字がつづく企業は自己資本が減少し、やがてはマイナスとなってしまいます。返済不要な自己資本の割合が大きいほど、企業の健全性が高く健康な企業といえます。

(3) 自己資本が少ない企業の中には、高額な報酬を取るなどの節税志向から企業の利益をあまり出さないようにするところもあるようです。

(4) 資金が固定化した固定資産が、「固定負債+自己資本」を超えて大きく膨らむと、やがて流動負債が流動資産を上回り、人の健康に例えれば、「メタボリック症候群」の状態ということになるおそれがあります。

(5) 多額の設備投資資金を、短期借入金で調達していると資金繰りに無理が生じます。固定資産への投資は、本来、支払予定が1年を超える長期借入金とか返済不要の自己資本で賄うことが望まれます。

(6) 設備投資によって、生産能力が高まると、売上債権の増加や在庫の増加などによって、必要な運転資金も膨らみ銀行借入金など資金調達が必要となってきます。

(7) 健全な企業とは、「資産・負債・資本」のバランスが良く、「自己資本である純資産」の割合が大きい企業ということになります。

 

 

◆ 貸借対照表を図表で示してみました

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