「日本人の平均寿命・男女とも過去最高を更新」
こんにちは。
相談役・税理士の池田茂雄です。
厚生労働省より、7月30日に日本人の平均寿命が発表されたので、これについて述べてみます。
〇 女 性 86.83歳(前年より、0.22歳の延び)
〇 男 性 80.50歳(前年より、0.29歳の延び)
女性は、香港の86.75歳を上回り3年連続で長寿世界第1位となった。
男性は、前年の世界第4位から第3位タイとなり、男女ともに世界有数の長寿国であることを改めて示した。
厚労省は、「がん・心臓病・肺炎・脳卒中などによる死亡率が改善したことが要因と分析。
医療技術の進歩や食生活の改善、運動など健康志向への高まりに伴って、今後も平均寿命は延びる余地がある」としている。
日本人の平均寿命は戦後、ほぼ一貫して延びており、平均寿命が80歳を突破したのは、女性が1984年(昭和59年)、男性が2013年(平成25年)でした。
国・地域別の平均寿命(2014年・※ 2013年のデータ)
〇 女 性
1位(前年1位) 日 本 86.83歳
2位(前年2位) 香 港 86.75歳
3位(前年3位) ス ペ イ ン ※ 85.60歳
4位(前年4位) フ ラ ン ス 85.40歳
5位(前年6位) 韓 国 ※ 85.10歳
〇 男 性
1位(前年1位) 香 港 81.17歳
2位(前年2位) アイスランド ※80.80歳
3位(前年4位) 日 本 80.50歳
3位(前年3位) ス イ ス ※80.50歳
3位(前年5位) シンガポール 80.50歳
男女ともに平均寿命が過去最高を更新したことは喜ばしいことである。
しかしながら、平均寿命が延びても、寝たきり状態では本人もつらいし、家族など周囲の負担も大きい。
日常的な介護を必要とせず、自立した生活を続けられる「健康寿命」を延ばすことが重要である。
「平均寿命」とは別に、健康上の問題で日常生活が制限されない「健康寿命」も公表されているが、2013年のデータによると、「女性 74.21歳」・「男性 71.19歳」である。
「平均寿命」と「健康寿命」の間には、まだまだ10歳前後の差があることである。
生活習慣病対策や病気の早期発見、治療などの拡充が求められる。
(2015年7月31日・日経 朝刊より)
カテゴリー:相談役 | trackback(0) | 2015年7月31日 17:03